みなさん、天窓ってご存知でしょうか?
天窓(トップライト)とは、お家の屋根に窓が取り付けられて設置された明かりを意味します。
天窓を想像すると、朝やお昼は、明るい日差しがお部屋を暖かく包み込み、夜は、車のサンルーフのように星を眺めて星座の話をしながら天体観測。もしくは、雨の強い日は、雨音がうるさいのでは?…などなど色々なことが想像できます。
…でも実際のところはどうなのでしょう??
そこで今回は、屋根の天窓のメリットとデメリットをご紹介したいと思います。
天窓は、外観がオシャレに観えますし、もちろん室内から観てもスポットライトのようにお部屋を照らし、オシャレに演出してくれます。
形もドーム型や四角形などがあるので、それぞれの形に魅力があります。
屋根に面しているので、最上階のロフトや吹き抜けの天井部に設置されていることが多く、そこから見上げる空の景色は格別です。
まるで絵画を眺めているような楽しい時間が流れます。
また、洗濯物を取り込む時は、見上げれば雨が降っていることに早く気付けるので大変便利になります。
屋根に面したロフトや屋根の近いお部屋には夏場の熱気や湿気がたまりやすく、放っておけば、カビの発生や、お家の劣化にもつながります。
そこで役立つのが天窓です。
天窓には大きく分けると、固定式と開閉式がありますが、開閉式は日差しをお部屋に取り入れるだけでなく、換気扇と同じように空気の循環をうながしてくれます。
そして開閉式の中には、手動式と電動式があります。
電動式は、温度や雨の音にセンサーが感知して自動で開け閉めしてくれるタイプもあるので閉め忘れの心配も解消されとても便利です。
音に対して感覚の個人差はありますが、やはり雨音は通常のお家の屋根に比べると、うるさく感じてしまうかもしれません。
その場合、防音に対しては二重サッシも可能なので音が気になる方にオススメです。
特に、夏の時期は気温も高く、日差しも強いのでその場所だけが眩しすぎて、嫌悪感を感じてしまう方もいるかもしれません。
その場合は、専用でブラインドや網戸もあるので光の調節が可能です。
窓のガラス自体にも遮光性の高いガラスや網入りガラス、半透明ガラスがあります。
天窓は、年月が経つにつれ、汚れは目立っていきます。
特にお家の屋根周りは登って掃除するのは、大変危険ですので専門の業者さんへ依頼するしか方法はありません。
そして放っておくと、ガラスを覆っているゴムのシーリングが劣化して、雨漏りの原因になります。
残念ながら、多かれ少なかれどんなモノにも定期的なメンテナンスや点検は必要不可欠です。
それを理解した上で、天窓を設置するかしないかを選択することが重要です。
ですのでメリットとデメリットを考慮し、選択肢の1つとして慎重に検討することをオススメします。